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執筆者の写真まごめ国語教室

『ピトゥスの動物園』小3 S・Mさん読書感想文


 本日は、小学三年生のS・Mさんの読書感想文をご紹介させていただきます。



当教室のInstagramをご覧になっていらっしゃる方はご存じかもしれませんが、


この感想文は しばらく前にInstagramの方でご紹介させていただいた


夏休みの課題として学校から配布された読書感想文シートを下敷きに書いたものです。



Mさんには、お教室にその読書感想文シートを持ってきていただき、


物語の内容について整理しつつ、会話の中からMさんの感想や考えを引き出しながら、


シートを埋めていきました。



その後、新学期になり、Mさんが完成させた感想文をお持ちくださったので、


がんばった記念に未添削のものをここで公開させていただきます。


(読みづらいため、いくつかの誤字は修正いたしました。)



ぜひ、Mさんのがんばりをご一読ください。




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『ピトゥスの動物園』



 わたしは、『ピトゥスの動物園』という本を読みました。なぜこの本をえらんだかというと、国語の先生のしゅく題でこの本が出て、心がワクワクし、面白そうだとおもったからです。

 この本は、なかよし六人組の一人が重いびょう気にかかってしまい、なかよしのみんながお金をかせぐために動物園を作るお話です*。

 わたしが一番心にのこった場面は、さいごにみんなが一生けんめいあつめた動物がいる動物園が開園することができた場面です。なぜかというと、天気も良く、お客さんもたくさん来て、今までがんばったせいか(成果)がはっき(発揮)できたからです。そして、さいごに重い病気にかかった子のびょうきが治ったからです。

 もし、わたしがお話の中に入ったら、わたしは全力で動物園を作ります。なぜなら、お話の中では大切な友だちだからです。とくにわたしがあつめたい動物はトカゲです。なぜなら、小さくてすばやいので、つかまえたらよろこぶかな、と思うからです。

 この本を読んで思い出した体けん(体験)は、友だちにたんじょう日のプレゼントをあげたことです。わたしは友だちがすきなキャラクターのプレゼントをあげました。とてもよろこんでいて、とてもうれしかったです。重いびょうきにかかってしまった子の友だちはそうとううれしかったんだな、と思いました。

 作しゃ(作者)がつたえたかったことは、たとえ、できると思わないことでも、あきらめずにど力(努力)をすれば きっとかんせいするよ、ということをつたえたかったんだと思いました。もう一つは友だちを大事にしようということだと、わたしは思いました。

 これからは、もし、わたしの大事な友だちが、この本のように重いびょうきにかかってしまったら、わたしができることをさがしてこうどう(行動)したいです。こまっている人をみつけたら、助けられる人になりたいです。




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*補足

重い病気にかかってしまったピトゥスは、遠い海外の国へ行き、手術を受けなければいけないとお医者さんから言われます。なかよし六人組はピトゥスを心配し、少しでもピトゥスの役に立てるようにと、ピトゥスの渡航費や手術代を準備するために「ピトゥス(のため)の動物園」をつくろうと計画するのでした。






『ピトゥスの動物園』 サバスティア・スリバス著 宇野和美訳

2006年初版 あすなろ書房 187ページ








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