本日は、先回ご紹介した「考える課題」と対となる「言語化する課題」をご紹介したいと思います。
わたしたちは日常的に考えています。
考えるというと難しいように感じますが、「今日のお昼ご飯はなににしようかな?」、「学校が終わったらなにをして遊ぼうかな?」など、わたしたちはさまざまなことを考えているのです。
今回、U・Rさんに説明してもらったのは、「目玉焼きを作る」という手続きの説明です。
「目玉焼きをどのように作るのかを知らない人にも分かりやすく、その作り方を教える」というのが今回の目標でした。
じつは、U・Rさんも目玉焼きを作ったことがなかったので、今回は少々のヒントを与えながら書き進めていきました。
材料や使用する道具が分かれば、だいたいの作り方は分かっていくようでしたが、目玉焼きのポイント「蒸し焼き」に気づくまでは時間がかかりました。
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ここで、少々U・Rさんのお話をしたいと思います。
Rさんは、昨年の夏からお教室に通ってきてくださっている帰国子女の生徒さんです。
はじめのうちは、作文に「話し言葉」が混ざってしまったり、接続語やこそあどをうまく使えず、流れのある文章を書けなかったりしました。
多くの帰国生のお子さんがつまずくところでもありますが、「助詞」をうまく選べないこともありました。
さまざまな困難がありましたが、Rさんはひとつひとつ困難に向き合い、課題に取り組んできてくれました。
漢字も学習機会が少なく苦手なはずなのに、率先して使おうとしてくれる姿勢はすばらしいと感じています。
そして現在では、まだ誤ることはありますが、作文を書く経験や読書経験を重ね、随分しっかりした文章が書けるようになってきました。
お教室では、Rさんのますますのご成長を願い、成長をサポートしていく所存です。
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「目玉焼きの作り方」
小5 U・Rさん
今日は、目玉焼きの作り方についてしょう介する。
最初は、コンロに乗せたフライパンにサラダ油を熱して、フライパンを温める。
次に、フライパンに割り入れたたまごを焼く。
それから、水をフライパンに入れて、フタをしめて、むし焼きにする。
その後、フタを開けて水分をじょう発させる。
そして、目玉焼きに塩こしょうをふって、フライ返しでお皿に移す。
つけ合わせとして、トマトを洗ってへたを取る。それを八分の一に切る。
そのトマトをお皿に乗せて、洗ったレタスを一緒に盛る。
最後に、レタスにごまだれをかけて出来上がり。
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