今回は、この春、小学校をご卒業され、中学校にご入学されたM・Sさんの作文をご紹介
させていただきます。
M・Sさんが過ごしてきた小学校生活六年間での思い出として、もっとも色濃く残ってい
るのが”イツメン”との日々でした。
ここでは、”イツメン”と、どのような思い出があったのかを深く掘り下げませんでしたが、
その思い出を思い出しながら、中学校での新生活に思いを馳せてもらいました。
新しい生活への期待を胸に、新たな目標を持って前進するM・Sさんの背中を大きく推して
差し上げたくなる作文です。
以下、作文全文です。
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小学校の一番古い思い出は、入学式のことだ。その日、私は初めて会った友達がたくさんいる教室にすわって黒板を見ていた。黒板には桜と入学してきた一年生のイラストが描いてあった。しばらくすると、音楽が流れて、私は体育館に連れて行かれた。そして、入学式が始まって、自分の担任の先生がN先生だとわかった。
次の日から、学校生活が始まった。私は、話す相手がいなくて、とても心が苦しかった。だから、勇気をもって同じクラスの子に話しかけた。すると、友達が数人できた。初めての友達は卒業する今でも仲良くしている友達になった。その時から、友達はどんどん増えて遊んでくれる相手も増えた。
あれから五年経って、私は六年生になった。この六年の後、私は”イツメン”とたくさん遊んだ。このメンバーは、学校でも、放課後遊ぶ時も仲良くしている。小学校を卒業してからも、お別れ会のために皆で公園に集まって遊んだ。
”イツメン”は十二、三人いて、そのうちの三人は私立の中学校に進学したり、遠くの場所へ引っ越したりして、お別れになってしまう。だから、私たちはビデオ通話でお別れ会もした。他にも、”イツメン”の皆で写真を撮ってメモリー動画を作ったり、それをアルバムにしてLINEに送ったりしている。
私の新しい中学校は、◎◎中学校だ。本当は私が住んでいる学区域では、●●中学校に進学するはずだった。しかし、越境入学を申請して、◎◎中学校に行けるようになった。その中学校には、知っている友達がたくさん進学する予定でよかった。
◎◎中学校に進学する子の半分くらいは、〇〇小学校からの同級生だった子になる。だから、緊張しなくても入学することができる。入学したら、新しい友達を作って、話す相手や遊ぶ相手を増やしていきたい。
私は、和太鼓部に入りたい。なぜなら、私が卒業した〇〇小学校でもよおされる盆踊りで和太鼓を演奏したいからだ。その部活は、近りんでは◎◎中学校にしかなくて、とてもめずらしい部活なのだ。
私は、”イツメン”と中学校でも同じクラスになりたい。なぜなら、知っている友達がいると話しかけやすいし、宿題や時間割など授業のことについても、なんでもLINEで質問できると思ったからだ。けれども、知らない友達がいても、私はすぐ友達になって”イツメン”になってもらい、一緒に遊んだり、一緒に買い物やディズニーランドにも行ったりしたい。小学校の”イツメン”だけでなく、中学校の”イツメン”も作りたい。
中学校になると、新しい校歌を覚えないといけない。私は、◎◎中学校の校歌を聞いて、絶対にこの三年間で校歌を覚えることができないだろうと思った。なぜなら、小学校の校歌も小学三年生になるまで三年間ずっと練習してやっと覚えたからだ。中学校では勉強が忙しいし、歌の練習をするようなそんな余裕もないと思う。だから、中学校の校歌をできれば、高校受験の受験勉強が本格的に始まるまでの一年で覚えたい。
勉強では、定期考査でなるべく満点を取りたい。なぜなら、私の行きたい高校の推せんを取りたいからだ。私が行きたい高校は大学付属の高校で、偏差値が六十三ある。この学校の推せんを取るには、かなり勉強を頑張る必要がある。
もちろん、勉強を頑張って、提出物も提出日を守ってしっかり出して、授業にも意欲的に参加して、通知表の評定に”5”がつくように頑張りたい。
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