今回は、子どもたちにもっとも身近な遊びである「じゃんけん」のルールを説明していただきました。
「じゃんけん」は一見簡単に見えますが、ルールを言葉で説明するとなると、なかなか難しい課題です。
たとえば、「グー」「チョキ」「パー」という手のかたち。
わたしたちはルールを知っているため、簡単に指を操り、かたちをつくることができます。
では、「じゃんけん」を知らない国で育った方はどうでしょう。
目の見えない人はどうでしょう。
相手に伝わるように「言葉で説明すること」の重要さが伝わるのではないでしょうか。
みなさんが当たり前のようにこなしている日常の一コマが、誰かにとっては当たり前ではなく、そこに基づく考えや思いを言葉で説明できることがどれほど大切なことか。
この課題から、少しでも感じ取っていただければと思います。
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小3 S・Mさん
『~ジャンケンのルールについて~』
ジャンケンのルールは物にたとえて考えます。グーは石、チョキははさみ、パーは紙で考えます。たとえば、石(グー)ははさみにかてますか?かてるのだったら、グーがかちます。このように、物にたとえて考えるのです。
グーなどを出す前に言う言葉は「さいしょはグー、じゃんけんポン!」です。「ポン!」とどうじにグーかチョキかパーを出します。この時、同じ物が出たら「あいこ」と言います。
グーの動作は物をにぎるように手を丸めます。チョキは手でピースを作ります。パーは指を広げます。
三人以上でジャンケンをやり、一人目がグー、二人目がチョキ、三人目がパーを出した場合も(ちがう人が何を出しても全部の手がそろっている場合は)あいこになります。
これで、ジャンケンのせつ明をおわります。
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小4 Y・Uさん
『ジャンケンのルール』
ジャンケンには、グー、チョキ、パーがあります。
グーはパーには勝てません。グーはチョキに勝てます。パーはチョキには勝てません。パーはグーに勝てます。チョキはグーには勝てません。チョキはパーに勝てます。
グー、チョキ、パーを出す前に「さいしょはグー、じゃんけんぽん」と言ってから、手を出します。もし、二人でジャンケンをした時、同じものを出した場合はあいことなり、「あいこでしょ」と言って、もう一度手を出します。三人でジャンケンをする時、三人ともちがうものを出した場合は、それもあいこになります。
グーの出し方は、手を丸めます。パーのやり方は、手を開きます。チョキは、人さし指と中指だけ開いて、後は全部丸めます。
これで、ジャンケンの説明を終わります。
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